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書いてる人。

これは果たしてブログと呼ぶのか、どうか?
By Shi-Shi/WNPZ

●つぶろぐかころぐ
2009年8月~
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 ● Fragment of Japa Nui

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Chapter.3



ここは、何処だ。
周りを見渡す。
一面の青い空。輝く太陽。生い茂る木々。清らかな川のせせらぎ。
非常に清々しい景色だ。
…が、どうも、違和感がある。

はたと、気付く。
風が全く吹いていない。
違和感の原因はこれか。

ところで。
私は、誰だ。
思い出せない。
目を瞑って、記憶を辿る。
あれは…眩い光…。
何らかの記憶が脳裏を翳めるが、それを掴まえる事ができない。
何というか…記憶に蓋がされている…そんなふうに感じる。
私は考える事を辞め、静かに顔を上げた。

気配。

林立する木々の奥から、こちらの様子を窺っている者がいる。獣だ。
それも、巨大な獣だ。
背中に感じる圧力で判る。
視線と敵意を、こちらに向けている。

自身の身体に目をやる。
今まで気付きもしなかったが、何と弱々しい身体だろうか。
やりあっても まず、勝ち目はない。

下手に動けば、牙か爪か、いずれかの餌食になるだろう。
私は相手の存在に気付いていないふうを装って、そっと立ち上がった。
そして、一気に駆け出す。
しかし私の身体は、自分の意図しない方へと飛んだ。
背中と腹に痛みを感じる。獣が私の身体に、纏わり付いていた。
それを、もんどり打って振り払う。
必死に体勢を立て直し、再び駆け出す。
走る。眼前に迫る障害物を飛び越え、あるときはくぐり、走る。
「!」
霞んだ視界に何かが写った。
人影だ。
猛然と こちらに駆けてくる。
それは女性…いや、少女であった。
その少女は見事な跳躍力で飛び上がり、鋭い蹴りを獣に見舞った。
巨体が一瞬ぐら付く。
獣は咆哮をあげ、怒りに任せた突進を繰り出す。
少女は軽やかな動きでひらりとかわし、
そのまま、一発、二発と蹴りを放つ。
一連の動作はコンパクトかつ、非常に的確なものだった。
これには さしもの獣も堪らなかったようで、
弱々しい鳴き声をあげ降参の意を示すと、背を向け、木々の奥へと消えていった。

眼前で起こる出来事を、横たわったまま呆然と眺めていた私の元に少女が歩み寄る。
敵意は感じない。むしろ、好意的なようである。
私も、彼女に対して好ましい印象を抱いた。
理由は判らないが、不思議と親近感というか、「縁(えにし)」のようなものを感じる。

彼女はしゃがみ込み、心配そうに、私の顔を覗き込む。
こちらの生存を確認すると、彼女の表情がほころんだ。
少女が私に手を差し伸べる。
続けて、こう言った。
「あたしの名前はビオラ。今日からあなたの友達よ!」

斯くして、彼女…ビオラと私は友人となり、家族となったのだ。



前々から温めていた文章ネタを、最近、ヒマをみてはチマチマと書き進めています。
前後がない上に「私」が誰であるか明記していないので
何が何やらだと思いますが、取り敢えず置いておきますね。
…しかし、普段 縁のない文章なんてものを たまに書いてみると、
文才のなさをつくづく自覚させられますね、トホホ(笑)。

2010/08/19修正
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by wnpz | 2008-06-05 02:39 | 玩具全般
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